さきに「通関業法」の制定の経緯についてご紹介しましたが、その通関業法では通関業務を行う営業所ごとに、通関士を置くことが定められています。
通関士は輸出入業者と税関の間に立って手続きを行うためにこのような規定がなされており、通関を行なう際にはどうしても通関士の資格所有者が求められるのです。
また輸出入量の増加が一層進み、また海外からの輸入業を営む企業が増え続ける中で、通関士の資格所有者はまだまだ充分に足りているとは言えない現状があります。
不況が一向に回復しない昨今でも、通関士の資格に関してはこのようなニーズがあるため、珍しくも安定しておりこれから先も長く求められ続ける職種だといえます。